昭和43年、新設された当時は東洋一と言われた規模のコロニー施設。
建物の老朽化に伴い、平成29年に新たに「療育医療総合センター(仮称)」として再編整備、開所する予定。
愛知県心身障害者コロニーには、「こばと学園」「はるひ台学園」「養楽荘」「中央病院」、「春日台職業訓練校」「発達障害訓練校」等々の施設があり、外周はなんと、約2kmもあるということです。コロニーで働く職員さん達は、時々気分転換に、施設内の木々が立ち並ぶ小道を散歩するそうです。
「こばと学園」について。
ここは児童福祉施設と病院としての機能をあわせもつ施設で、重度の知的障がい及び重度の肢体不自由、またはその両方を合わせ持つ児童を入所させて保護、治療、日常生活の指導をすることが目的です。
9月現在の利用者は159人。
脳に障がいのある方がほとんどで、自力で移動することの出来ない方が104人。食事の全介助を必要とする方が全体の約80%の104人だそうです。
職員さんのお話や説明を伺いながら案内して頂いたのですが、私はそれを聞いて、24時間365日介助されているスタッフの皆様方の姿に、頭が下がる思いでした。障がいを持ったお子さんは勿論、彼らを支えるご家族やスタッフの皆様の声や要望を私なりに収集し、具体的に反映していかなければならない!と強く感じました。
全体を通して感じたことですが、冒頭にも述べましたように、建物は約45年前に建てられ、老朽化が進んでいるので、少しでも早く建て直し、あるいは再編整備を進めて欲しいと思いました。
『はるひ台学園』の高等教育科では、年々受入れ生徒が増えており、教室もひとつの教室をふたつに分けて増やしたり、食堂のスペースに教室を増設したりと、仮設教室を作りながら現状を維持している状態なので、こちらの対応策も一刻も早く考えて行かなければならないと思いました。
今回の視察にご対応いただいた職員の方々と医師、介助の看護士さんの皆様、どうもありがとうございました。
yk
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