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2014年6月 26日

 

 

地域振興・環境委員会

 

 

東ゆうこ

 

質問要旨

 

 

愛知県国際交流協会について

 

(東ゆうこ

 

国際交流協会の利用状況についていくつかお伺いしたい。

まず、三の丸庁舎の1階、2階に設置されている国際交流プラザには、何度か足を運び、お話しも伺ったが、施設内は閑散としていて暗い雰囲気であった。特定のNPO団体は会議室を日本語教室や会議などで利用しているようだが、一般の県民の方々には広く利用されているようには見えなかった。そこでまずお伺いする。国際交流プラザ施設全体の利用状況と、その中心となる「多文化共生センター」、そして2階にある「図書コーナー」の利用状況はどのようになっているか。

 

 

(国際課主幹)



国際プラザの平成25年度の利用状況についてご説明します。まず、国際プラザ全体の平成25年度の利用者数は42,434でした。平成24年度47,485でしたので、前年度比では約10%の減となっています。このうち「多文化共生センター」につきましては、平成24年度2,182から、平成252,500へと15%の増となっています。一方、「図書コーナー」については、平成24年度11,156から平成25年度9,421へと約15%の減となっています。

 

 

(東ゆうこ)

 

多文化共生センターについては利用が増えているとのことだが、具体的にどのような事業を行っているのか。

 

 

(多文化共生推進室長)

 

「多文化共生センター」の事業内容については、大きく、次の3つに分けられます。一つ目が、「外国人相談事業」で、これが、センターの中心的な事業となります。生活に関する相談を、相談から解決まで、継続して支援することができる「多文化ソーシャルワーカー」という人材が、日本語のほか、ポルトガル語、スペイン語、英語、中国語で、受け付けており、更に難しい法律的な相談については、弁護士による相談を、予約制で、受け付けております。また、税理士会など外部の専門的な団体の協力を得て、昨年度の場合は、年5回ですが、税務、労働問題、子育て、起業、女性の悩みごと、といった「テーマ別相談会」も、これも予約制で実施しております。二つ目は、「多文化共生理解講座」というものの開催でして、これは年1回ですが、この地域の状況など、多文化共生に関する基本的な知識を学ぶための講座を開催しております。三つ目は、外国人向けの生活情報の提供でして、多言語で、ウェブサイトや印刷物により情報を提供しています。

 

 

(東ゆうこ)

 

多文化共生の活動については、愛知県は2005年から、6県を取り纏めての活動をしているとお聞きしている。すごく積極的に活動されており今後も頑張っていただきたい。一方で国際交流プラザの施設については多く方に利用されているようには見えない。特に2階のかなりの部分を占めている図書コーナーは利用者がどんどん減っていて、昨年度の貸し出し数は2,700冊で、日で割ってみても非常に少ない利用率だと思う。本の種類も見させていただいたが、例えば「地球の歩き方」が並んでいるが、それが2004年のもので、新しいものがラインナップされていない状況にある。アップデートしないと利用されないものに関しては、新しいものを入れていったほうが良いと感じた。図書コーナーの魅力である書籍については、どれくらいの予算で、また、どれくらいの割合で入れ替えをされているのか、また今後どのようにしていくお考えかお伺いする。

 

 

(国際課主幹)

 

図書コーナーの書籍については、現在約2万冊の蔵書となっており、そのほか海外の新聞・雑誌などがございます。協会の書籍の入れ替え等の予算は、平成25年度は、年間約50万円ほどであり、新しく50余冊の書籍を購入し新たに設置いたしました。併せて6カ国12種類の海外の新聞・雑誌を購入し閲覧に供したところでございます。図書コーナーの利用者数が減少しているとのことですが、利用者の減少については、昨今のインターネット等の普及により、書籍以外でも海外の情報などが容易に入手できるようになったことも、利用者減少の原因の一つではないかと考えております。一方で、現在も一定数の利用はございますので、協会では、今後の図書コーナーのあり方について、利用者からのニーズ等を踏まえ、新たに策定した事業推進計画の計画期間である今後5年の間に検討していくこととしています。

 

 

(東ゆうこ)

 

是非積極的に検討していただきたいと思う。

もうひとつ、図書コーナーでは国際理解を深める教材として「わたしの地球と未来」120カ国分が閲覧できるとのことだが、この教材は図書室以外でどのように活用しているのか

 

 

(国際課主幹)

 

図書コーナーにある「私たちの地球と未来」は、愛知万博における一市町村一国フレンドシップ事業を継承し、世界の国に興味、親近感を持っていただき、国際交流、多文化共生につなげていくことを目的に協会で作成した資料でございます。委員ご指摘のとおり、ただ置いておくだけでは意味がないということで、特に、教育現場で広く活用していただくため、県内小学校等でワークショップを開催しており、これまで、30件、延べ2,917名に参加いただきました。さらに、平成25年度には、教員を対象に活用のための講座を開催したり、本年度は教材を活用した若者対象の連続講座を予定しています。また、現在は、冊子だけでなく、より広くご活用いただけるよう、協会HPでも教材をダウンロードしていただけるようになっております。

 

 

(東ゆうこ

 

カラーで非常に立派な冊子を作っておられるので、今後もより多くの県民の方々に利用いただけるようもっと活動の場を広げていっていただきたい

なお、先ほど申し上げたとおり施設全体は閑散としていて暗い感じがして多くの県民の方に使われているようには見えなかったが、今後どのように県民の方々に参加いただくお考えかお聞かせいただきたい。

 

 

(国際課主幹)

 

プラザ自体の利用については、研修室などをお使いいただくこともあるが、国際交流協会は、外へ出て行って県民の方にご参加いただく事業を実施することも重要と考えている

実際、協会では、ワールドコラボフェスタのような外で実施する事業や、外国公館やNPO等と連携した共催事業を実施し、県民の皆様にご参加いただく事業も進めております。

 

また、協会の各種事業にボランティアとして参加いただく形の県民参加も考えている

 

今後も様々な場所、様々な機会に、より多くの県民の皆様と一緒になって国際交流活動を実施いただければと考えている

 

 

(東ゆうこ)

 

名古屋国際センターにもよく行かせていただくが、いろいろな方々に使われており活気があると感じる。国際交流プラザと名古屋国際センターは同じ市内にあるが、住み分けとしてはどのようにお考えか

 

(国際課主幹)

愛知県国際交流協会については、この地域の国際交流の中核的組織と位置づけており、県下全域にわたる国際関係事業の推進に取り組んでおり、県内の民間国際交流団体への事業助成、国際交流推進功労者の表彰、市町村や市町村国際交流協会との連絡会議等の開催を行っている。

名古屋国際センターでは、外国人の市政相談や子供日本語教室などを行っており基本的には事業目的、対象が異なっておりそれぞれに存在意義があるものと考えております

一方、ワールド・コラボ・フェスタ国際理解教育セミナーなど名古屋市内でのイベントの開催や、ラジオによる外国人向け情報提供では、住み分けとは逆に両者連携のもと効果的に事業に取り組んでいます。このように、愛知県国際交流協会と名古屋国際センターは、住み分け、連携により、効率的・効果的な事業の実施に努めているものでございます。

 

(東ゆうこ)

 

県民から見るとHPにしても違いが分からなかったりはっきりしないので、住み分けや、国際交流プラザならではの活動をもっと発信しても良いと思う。最後に、国際交流協会の今後の事業について、県はどのよう考えているのか。

 

 

(国際課主幹)

 

県といたしましては、今後も国際交流協会の機能を活かし、県民の皆さまや民間交流団体、ボランティア等と広く連携し、地域に根ざした国際交流活動を、きめ細やかに行っていただきたいと考えております。また、協会とお互いに連携・補完し合いながら、地域の国際化や国際交流の一層の推進を進めてまいりたいと考えております。

 

 

(東ゆうこ)

 

愛知県国際交流協会には、地域の国際交流の拠点として、国際化の推進に大きな役割を担っていっていただきたいと思う。施設としても多くの県民が行きたくなるようなワクワク感のある雰囲気づくりをももう少し積極的に進めていただけたらと思う

 

新しい事業推進計画のもと、様々な事業に今後もしっかり取り組んでいただきたい。どうぞよろしくお願いします。

 

(以上)

 

 

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